さて、装甲護衛艦「やまと」以来、久しぶりの更新となりました。
DCV-005 航空護衛艦「しょうよう」の建造に入ります。設定の能書きは下に記させてもらいます(かなり無理やりです)が、使用キットはPT社のロシア海軍航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」です。なぜ、「クズネツォフ」?かというと、ただ単に「管理人の好きな艦だから」に他なりませが、自由に、そして自分流が管理人のモットーでして。(「クズネツォフ」ファンの方、申し訳ないです)それではこれより、建造開始です!!
○設定○
航空護衛艦 DCV-005「しょうよう(翔鷹)」

 1988年度国防軍-海上自衛隊における防衛構想において、第二次大戦後、隣国T国の軍事大国化に対する懸念から、日本海制海ならびに制空圏防衛強化構想を打立てることとなった。が、その時点で、航空自衛隊は空中給油機を保有していない事から、航空護衛艦(航空母艦)により、早期展開できる海上機動戦力が必要であるとの結論に達していた。当時、既に海上自衛隊では63,000t級航空護衛艦1隻(DCV-001「りゅうほう」)、62,000t級VTOL航空護衛艦1隻(DCV-002「しなの」)、80,800t級航空護衛艦1隻(DCV-003「そうりゅう」)の計3隻を保有していたが、米海軍のような本格的攻撃型空母はDCV-003「そうりゅう」のみであった。また、太平洋側に母港を持つ第一護衛隊群ならびに第二護衛隊群に配備されている為、日本海側に早期展開することは事実上困難であった。
 そこで、日本海防衛を主任務とする第四護衛隊群にDCV004、005新航空護衛艦整備計画がスタートする事となった。
 これは、DCV-004を攻撃型空母、DCV-005を制空型空母とするもので、それらに付随する護衛艦艇についても新規に整備する事を含む事となった。ここで、攻撃型空母については1990年度整備計画によってすでに国防予算が組まれており、建造におおむね問題は無かったものの、急遽整備が決まった制空型空母建造に関しては、予算はもとより、当初1992年度までに配備完了を目標とするには設計段階から建造、人員育成、慣熟に至るまでの時間的余裕が全く無かった。

 丁度その頃、ロシア共和国海軍は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」級3番艦「ワリャーグ」、4番艦「ウリヤノフスク」を建造中であったが、ソビエト連邦崩壊によるあおりを受け、軍事費の全体的削減のため、「ワリャーグ」及び「ウリヤノフスク」の建造継続に必要なニコラエフの黒海造船所(ウクライナ)への支払を停止しており、その結果、重航空巡洋艦「ワリャーグ」の艤装作業と「ウリヤノフスク」の建造は中止された状態であった。

 当時、日ロの関係は良好であり、外交に関しては特に活発で、防衛産業の交流もこれから始まるというところであった事がDCV-005建造に幸した。ロシア政府は国家再建のために外貨が必要であり、日本政府は新空母の早期竣工という利害関係が一致したのである。
 また、ロシア政府は艤装の初段階にある3番艦「ワリャーグ」を現状のまま日本に売却する代わりに搭載予定の艦載機Su-35K(戦闘攻撃機)MiG-29K(邀撃機)を航空自衛隊向けに改修したもののライセンス生産権を譲渡するというものだった。(MiG-29Kは採用を見送られている)
 売買金額の交渉も極めてスムーズに進み、艦自体の受け渡しは1990年2月某日、ウクライナからロシア極東艦隊に護衛されながら曳航されてきた「ワリャーグ」は佐世保港に入港。盛大なセレモニーを経て、民主日本国政府に引き渡された。

 かくて、1992年4月、艤装完了とともにDCV-005「しょうよう」と命名され最終公試を終えた当艦は、同年6月に航空団を受領し、自衛隊では初のロシア製(といっても艦体のみで中身は全くの日本製ではあったが)の航空護衛艦が誕生、配備される事となったのである。
 艦載機も三菱重工生産による※三菱スホーイF/A-37J(戦闘迎撃機)×50機のほか、SH-60K(対潜ヘリ)×6機、三菱E-3J(早期警戒機)などを搭載している。
基準排水量:53,500t、満載排水量:66,500t、全長:304.5m、全幅:38m(飛行甲板を含めて72m)、喫水:10.5m
「27階建て」の艦には、3,857室が配置され。その中には、四等船室×387室、通路×445、換気口×370、共同船室×134室、倉庫×120室、シャワー室×50室、食堂×6ヶ所が存在する。廊下の総延長は6,000m以上、飛行甲板面積14,700平方m。
機関:COGAC式ガスタービン4軸8機、総出力205,000馬力、速力:33kt。艦の乗組員は2,000人を超えるものとなった。

※F/A-37JとはSu-35Kを元に三菱重工がスホーイ設計局と日本航空産業共同体との共同開発により、富士通製セントラルコンピュータ、三菱電気開発による新型アクティブフェイズドアレイレーダーの搭載、国産アビオニクス搭載、CFRP複合材一体成形工法で造られた一体成形主翼、CCV機能の追加とIHI航空発動機開発によるのベクタードノズル採用高推力ターボファンエンジン、国産空対空、空対艦ミサイル携行能力付加、主翼の前縁などに装備した電波吸収材や電波吸収塗料によるステルス性向上を図るなど、外観上はSu-35Kと殆ど大差ないものの、全くの別機となっている。


 PT社のロシア海軍航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」のパッケージおよび、中身です。
キットの中には、WLで製作したときに使用できる「プラ製の海面」がセットされています。今回もフルハルですから、当然使用しませんが、なんだか勿体無いです。しかし、こんな物まで付いてくるなんて、良い時代になったもんです。
上下とも「やまと」との大きさ比較をしてみました。「大和」級戦艦は全長263メートルですが、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」級は304.5メートルです。1/700と言えど、やはりそのデカイさが解りますね。
さて、久しぶりの更新ですが、作業を進めていきます。艦底パーツの裏側には、トランペッターの刻印があります。このパーツ、実は明かりに透かしてみると、光が透過するほど薄いのです。したがって、ヤスリ掛けなどには注意を払わなければなりません。
ハルの上下を組み合わせ、瞬間接着剤を合わせ目に流し込み接着しました。トランペッター製のモデルはABS樹脂を整形しているものが多く、一般の接着剤(タミヤセメントなど)では接着に難があると聞きます。もとより私の場合、製作に掛ける時間短縮のため、殆ど瞬間接着剤に頼っていますから、あまり気にしてはいなかったのですが‥‥。
艦尾部の合わせ目は若干の段差が出来ますので後でパテ盛修正をしてやります。
格納甲板に当たる部分ですが、こんな感じになっています。前部の艦載機昇降エレベータはシャッターが開いた状態になっていますからこのままでは内部のスカスカ状態が見えてしまいます。
そこで、余ったWL用の艦底板パーツを加工し、格納甲板を適当に作ってやります。下の写真が施工後の全体像です。艦尾部までは当然見えませんから、前半分しか覆っていません。
飛行甲板を被せてしまうと、塗装時、当然塗料が入り込みませんから、先に格納甲板を塗装してやります。内部を作りこむわけでは有りませんので、暗めの塗料(ここでは佐世保工廠色)で塗装しました。
飛行甲板の取付けです。パーツの合いは悪くは無いのですが、ずれを考慮して要所要所をテープで仮固定してから、瞬間を流し込んで接着していきました。
No.1エレベータが下がった状態ですが、実はこの前後のエレベータパーツは可動式です。飛行甲板接着時に充分な調整が必要ですが、巧く取付ければ、任意の位置で止めておく事が出来ます。
艦首より。なにやらバンダイの「ディスプレイモデル宇宙戦艦ヤマト」を思い出すような艦形です。しかしながら、この流れるような「スキージャンプ式飛行甲板」に私は魅せられてしまったのです。
さて、次回は各段差箇所の修正とハルの塗装、そして艦橋部の製作までUPできればと思っています。

ハルの塗装に入る前に、一部、エッチングパーツを用いたディティールアップを行っていきます。今回使用したエッチングPはPT社より発売されている、ゴールドメダル製「PE−28現用、米海軍艦艇・日本自衛艦用」です。この製品、手摺やマストはもとより、「飛行甲板安全ネット」も含まれておりとても重宝しました。
飛行甲板の前後にある転落防止ネットの「出っ張り」をすべて切り落とした後、エッチングPの「飛行甲板安全ネット」を瞬間接着剤にて取付けます。一部、マスキングを行っているのは、左右スポンソン上にある、各装備品バルジ(?)をヘイズグレイに塗装するため、最初にこの部分を塗装したからです。最初に小面積を有する部分を塗装し、マスキングしてから飛行甲板などの大面積部分を塗装していく方が、後から小さい部分を塗り分けるより作業的に楽で、マスキングによる剥がれなどの失敗が少なくて済む様です。
因みにですが、このモデル、ディティール等の細かさは最高なのですが、パーツによりとても強度が低いようで、接着したときにプラの割れなどが他のメーカーの物より低いようです。制作上の取扱いにはくれぐれもご注意下さい。左は艦底艦尾部のスクリューシャフト等の取付け部ですが、スクリュー軸受け支柱や艦底部にひびや割れが出てしまいました。
飛行甲板の塗装ですが、私の場合、いつもはTAMIYA COLORのTS-4ジャーマングレイを使用するのですが、近所の模型店に在庫が無く、Mr.COLORの40番ジャーマングレーでもそんなに変わらないだろうと思い、そちらを購入してみたのですが‥‥。
実際に塗装してみると、めちゃめちゃ色が違うのです。「Mr.」が左、「TAMIYA」が右です。「Mr.」は色が濃く、緑掛かっている為、何か不自然で気に入りません。結局「TAMIYA」製ジャーマングレイに塗り替えました。メーカによってこれほど違うとは‥‥。良い勉強になりました。
甲板の塗装が終わったら、喫水線から上部の塗装に移ります。甲板上部と、喫水線下にマスキングを施した後、TAMIYAカラーの「TS−66呉海軍工廠グレイ」を吹き付けます。
乾いた後、喫水線より上部をビニール袋を用いてマスキングし、喫水線下を塗装します。使用色は例によって、Mrカラーの「29番艦底色」を使用。
今回はここまでです。子供のクリスマスの準備(サンタのプレゼントです(^_^;))やら会社の忘年会やらで、余り進捗しませんでした。仕事も年末年始に掛けて、1月元旦一日しか休暇が有りませんので、次回もどの程度作業が進められるのか思いやられますが、できれば、ハルの仕上げから、アイランド製作のさわりぐらいまでは、進めて行きたいと思っています。
それでは、皆様良いクリスマスを(ってもう終わりですが^^;)

 2006年最初の更新と相成りました。管理人にとっては年明けから、交通事故、インフルエンザと波乱含みとなりましたが、私的にはこれで今年の厄払いには成ったと信じたい(泣笑)。
 無駄話はこれくらいにして、画像の更新をしていきたいと思います。
 飛行甲板上にライン等のマーキングを行います。実はこのキット、飛行甲板上に凹モールドとして最初からマーキングされており、塗装によるマーキングも容易に行えるのではないかとも思えたのですが、付属のデカールも良くできていますから、素直にこれを使用しました。しかしながら、かなりの点数があり、すべて貼り終えるまでに半日以上掛かりました。

 いよいよ、ここから華僑に入ります。ロシア空母独特の縦長のアイランドですが、この部分は忠実には製作いたしません。
 「しょうよう」は艦橋構造物が一部分建造された状態での引渡しされた設定ですから、この艦橋をベースにいかに自衛艦ペーストを含ませるか、を考えました。
で、やっぱりこれはラテラルマストかな?というわけで、エッチングパーツのものをアレンジして製作。「やまと」での経験を生かしてみました。
 また同時にエッチング手すりを取り付け。そして、いつものようにPT社の「現用艦装備品セット」を使用してGCU等の小物を取り付けしました。
アイランドは先に、塗装、張り線、汚しまで施してしまってから艦体に取り付けます。
まだまだ完成では有りませんが、数カット画像を載せさせていただきます。
ファイナルアプローチに入った艦載機からは右写真のように見えるのでしょうか?
さて、次回は艦体の完成までと、艦載機の製作に入ります。しかしながら、この体調ではいつの更新になることやら‥‥。

2006年2月11日航空護衛艦DCV−005「しょうよう」竣工です。
ここからは、この艦の装備設定など、詳細を画像とともに紹介させていただきます。
艦載機はキットのものからSu33を使用。他、フジミの空母艦載機セットからF-14Aもチョイス。これらはクリアーパーツから成っていて、コックピットをマスキングして塗装することで、クリアーキャノピーとすることが出来ます。しかし兎に角パーツが細かいこと細かいこと‥‥(^^;A)
私が空母に手を着けることを躊躇わせている大きな要因の一つです(笑)
ステッカーも日の丸のみ。機体ナンバーにも挑戦はしてみたものの、上手くいかないので、あきらめてしまいました(:_;)
左がF/A-37A、右がF/A-37UBで右奥はF-14Jという設定です。F/A-37Aは日本帝国海軍時代からの伝統を引き継ぐ「明灰白色」タンデム複座のF/A-37UBは対艦攻撃の他、エリント任務も行う性質上、「ミディアムブルー」、F-14JはF-15の「制空迷彩グレー」にて塗装してあります。
艦首には「菊の御紋章」が取り付けられています。「国防軍海上自衛隊」では、装甲護衛艦(戦艦)、航空護衛艦(空母)に限り、帝国海軍時代からの伝統を引き継ぎ菊の紋章が取り付けられています。
本艦は外見は「クズネツォフ級」ではありますが、兵装は全て国産もしくは米国製に置き換えられています。これは、同盟国であるアメリカに対する政府の気遣いのみならず、他の艦との装備一元共通化を図るためでした。
艦載機にF-14Jが多数含まれる理由は、海上自衛隊航空部隊の主力がこの機体であるからに他成りませんが、何れはF/A-37シリーズに置き換わって行くことになります。
艦尾より
飛行甲板の左右には近接防空用の20mmCIWS、シースパロー発射機のほか、艦隊防空用にスタンダードSM-2用発射機(通称ターター)が各一基ずつ装備されています。
ちなみに、飛行甲板はジャーマングレー、フラットブラック、ニュートラルグレーなどで汚しを掛けてあります。
ロシア空母独特の形状をもつアイランド(艦橋)しかしながら、艤装はクズネツォフ級とはまったく異なります。
『クズネツォフに搭載されているロシア製フェイズドアレイ・レーダーである「スカイウォッチ」は性能面や、信頼性においても完全な失敗作であり、中身は国産の「SPY-1J」に置き換えられている』という設定です。アイランド上には航空管制用のアクティブ・フェイズドアレイ・レーダーやスタンダードの最終誘導用FCS、その他レドーム類が装備されています。
折角なので、以下より他の艦と比較してみます。
航空護衛艦「しなの」と比較。やはり「しょうよう」のほうが現用空母らしいですね。ちなみに「しなの」艦載機にはF/A-18FJスーパーホーネットが搭載さえていたりします。
航空装甲護衛艦「あすか」と比較
装甲護衛艦「やまと」と比較
以上、4艦と並べて比較してみました。1/700といえどそれぞれが30cm弱か強あります。そのうち全部の艦と並べたものをUPして見ようかとも思っています。次回からは、巡洋護衛艦「あまぎ」ほか、別の空母製作にも取り掛かる予定でいます。