イージス装甲護衛艦 DBB-111「むさし」


 
 ここでは、DBB-111イージス装甲護衛艦「むさし(武蔵)」の建造過程をご紹介します。

 当初の設定では、戦艦「武蔵」は欧州開放戦争時にドイツ第三帝国軍との戦闘で、撃沈されたことになっていたのですが、現在、執筆進行中の当サイトの小説「大和し麗し」において、どうしても登場させたくなってしまい、全設定を見直しした上で復活させてしまいました。本艦は欧州開放戦争を戦艦「飛鳥」「大和」とともに生き残り、大日本帝国海軍が民主日本国国防軍海上自衛隊と改編されてからも装甲護衛艦として活躍するうち、「大和」同様、幾度の近代化改装を受けて、「あすか」に次ぐ世界最大規模のイージス機能搭載艦艇となります。このコーナーではその「むさし」最終時の艦様を製作して行きます。ベースとするキットですが、2006夏WFにおいて、ペットショップ&フラッグシップさんが出品販売していた、佐藤大輔先生の「征途」3に登場する超大型護衛艦「やまと」をかろうじて(なんと最後の一台でした)手に入れることが出来ました。本当はそのまま「むさし」として製作するつもりだったのですが、それでは余りに何ですので、当艦隊の「やまと」級の発展型として製作することにしました。やはり装備上共通箇所を作っていかないと「費用対効果の極めて悪い装備」ということになってしまいますので。それでは、竣工までの間、宜しくお付き合いくださいませ。
○設定○
 戦艦「大和」の二番艦としてこの世に誕生した「武蔵」は国防軍海上自衛隊に軍籍を移してから、「大和」とほぼ同時期に数次の近代化改装を受け、現代戦に適応していったが、2000年代に入ってからは、その余裕あるキャパシティを利用して実験的な装備を搭載し新兵装開発に貢献する一面を持つようになっていた。中でも武器庫艦を統率できるデータリンク統合制御システムの性能を最大限に発揮させるため、大和型の特徴とも言えるパゴダマストは完全に作り変えられ、その艦橋トップには四面にSPY-1JEフェイズドアレイレーダーが貼り付けられている。現在、同様の装備を持つのはイージス巡洋護衛艦DCG-133「しぐれ」であるが、「むさし」はセントラルコンピュータを「しぐれ」よりさらに高速大容量のスペックを持つ同じF社製の発展型統合管制ネットワークシステムFJR9800型を搭載することで艦隊防空能力のみならず、対艦隊/陸上攻撃時においても、トマホーク巡航ミサイルBGM-109や国産のSCM−5型巡航ミサイルの艦隊統制運用が可能であることから、オールラウンド性においても世界最強の戦闘艦として位置づけられるに違いない。

○スペック○
主砲:55口径460mm3連装半自動砲×3基9門
対空対艦両用Mk32J 127mm自動速射砲
対空:VULCAN/PHALANX 20mmCIWS×4基
Mk−25 8連装RIM-7F短SAMシースパロー発射機×2基
対艦:90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)ハープーン(RGM-84)混載可能4連装発射管×4基
対潜:RUM-139VL-ASROC(Mk50短魚雷)専用垂直発射基VLA32セル×2基(艦舷)
ミサイル発射基:VLS64セル×艦首2基・艦尾3基
SM-2ER SAMスタンダード・対弾道ミサイル用SM-3ER
トマホーク巡航ミサイルBGM-109 or SCM−5型巡航ミサイル(A-atype気化爆弾頭,Btype対艦HE弾頭,Ctype対地HE弾頭)
RBOCチャフ発射基×8基

「むさし」の建造のため、用意したキットおよびパーツ類です。フジミ製1/700「大和」終焉時、ペットショップ&フラッグシップ製1/700超大型護衛艦「やまと」、ピットロード製エッチングパーツ「護衛艦たかなみ」用、フラッグシップ製1/700「超大和型」50.8cm砲真鍮砲身などです。何故、フジミの「大和」かといえば、それは勿論、安いからです^^;
当然のことながら、「むさし」もフルハル製作しますが、今回は毎度のニチモ製「大和」では無く、タカラの連斬「大和」を使用してみようと思います。(我が家において在庫過多ですので、有効利用しないと‥‥^^;)
艦体を比べてみます。下のほうが若干短いようです。
「やまと」の艦首UPです。ガレキだけに気泡や部分的な欠けが目立ちます。私の技量ではこれらを修正しながらというのはチョッときついので、部分的に使用していく方法で製作することにします。
艦尾部。割れを修正した後があります。
 ここも部分的に使用するしかないようです。

 いやぁ、すぐに諦めてしまう自分って一体‥‥(;_;)
WLの艦底パーツと合わせるとやはり、「やまと」は5mmほど長さが短いようです。
先ず、連斬「大和」のハルをばらします。驚いたのが、実に簡単に解体出来てしまう事。カッターなど使わなくとも、素手だけででバラバラになってしまいました。
各ブロックを瞬間接着剤を使用して繋ぎ合わせたあと、プラ板で裏打ちし強度を確保します。
隙間にゼリー状瞬間を充填した後、耐水ペーパー掛けを実施。
その後、喫水線で切り離し。
そこに「大和」の艦底パーツを合わせて瞬間接着剤にて接着。ここで解ったのですが、連斬「大和」って、やはり長さが5mmほど短いのです。(切り代の分?)ここは艦首を起点にして合わせたあと、艦尾部の足りない部分を瞬間接着パテを盛って整形することで補う事にしました。
フジミ「大和」、連斬「大和」、ペットショップ「やまと」を組み合わせ、接着し進水となります。艦首の錨鎖甲板は連斬「大和」のものを使用。
最上甲板上の木甲板モールドは全て削り落とし、ハルの接合部も滑らかになるように、瞬間接着剤を流した後、耐水ペーパー掛けしています。
ペットショップ「やまと」の艦体部分は結局、艦尾のヘリ甲板部分のみとなってしまいました。
今回はここまでです。次回は艦橋など、中央構造物の作成をして行きたいと思います。


久々の更新です。ここから艦橋等、中央構造物の製作に入ります。
艦橋等、中央構造物の基礎となる土台の部分は、極力「DBB-110やまと」と同じ形になるよう、ジャンクパーツを利用して組み立てます。上画像のクリーム色の部分がPS&FS製「やまと」の第二艦橋部分です。佐藤版「やまと」の雰囲気を極力壊さずに組上げる方針です。
この部分は「むさし」の目であるフェイズドアレイレーダーです。第一艦橋上に取付けられる部分ですが、佐藤版「やまと」のそれをとても良く再現されていると思います。しかしながら、主砲射撃指揮所(?)の窓枠のモールドは作り直してやります。
高角砲マウント部分なども「DBB-110やまと」同様となるよう組立てますが、煙突はPT&FSオリジナル部品を使用します。上右は煙突周辺にプラ板を貼り付けている様子です。
大分形が見えてきました。イルミネータやCIWS等の装備品もこの時点で取付けていきます。
マストです。PT社の「たかなみ」用エッチングパーツを流用しています。「むさし」も「やまと」同様、マック式煙突として製作します。エッチングパーツの後ろ支柱には0.3mm真鍮線をあらかじめ接着。
煙突のマスト取付け位置に0.3mm穴を開口し、そこにマストの真鍮線を差込み接着。
マスト取付け完了。ちなみに、艦橋トップの側距儀は予備射撃指揮所の10m側距儀と15m側距儀の二個一です。
艦体です。艦尾のレジンキャスト部や、継ぎ目等の気泡や穴などをパテ修正した後、500番のサフ吹きをし、再度チェックした後、600番の耐水ペーパー掛けを施し、さらに1000番のサフを吹き、1200番の耐水ペーパー掛けをして表面を仕上げました。
艦尾甲板上に、0.3mmプラ板を加工して貼り付け。レジンパーツとの継ぎ目を修正しています。
画像がハレーションを起こしてしまい、大変見にくくなっておりますが、ヤスリ掛けで落ちてしまった汚水捨て管をエバーグリーンの細切りプラ板で再生し、現代艦ですから要らないかなとも思ったのですが、艦舷の消磁電路を0.2mm真鍮線を用いて作り治しています。
全体像です。
艦首甲板ならびに艦尾甲板上にVLSを取付けます。また、主砲砲身は「DBB-110やまと」同様、クリッパーモデルズ製の46cm砲真鍮砲身を取付けています。
艦橋等の中央構造物を仮載せして撮影しています。艦体部分はともあれ、中央構造物はなにかしっくりしませんね。ここらは次回更新時までには仕上げていこうと思いますが、手摺等のエッチングパーツがまだ取り寄せ中ですので、多少お時間頂くことになると思います。兎も角今回はここまでとなります。


更新ペースが中々上がりませんが、取りあえず艦橋等の中央構造物を仕上げていきます。
マスト上部の造型ですが、二段目のトラス部分は、結局取り払ってしまいました。マストも『DBB-110 「やまと」』と同じ形状にすることにしました。真鍮線を利用しバルコニー部を造っています。下の画像を見ていただけると、構造が解りやすいと思います
127mm両用砲に使用する真鍮製砲身です。実は「やまと」もそうでしたが、脇役である高射砲の存在感を出したかったとの理由から、重巡洋艦用の20cm砲砲身を使用しています。
下の画像は、ほとんど装備品を装着した状態です。後はエッチング手摺の取り付けをすれば塗装に入れるのですが‥‥、今だ入荷待ちの状態です。
ハル、主砲は塗装を先に済ませてしまいました。また、甲板上部にはホーサーリールなども取付けています。
艦尾CIWS用台座には、20mmバルカンファランクスを加工し、RIM-116 RAM(Rolling Airframe Missile)を製作し、取付けてみました。
DBB-110「やまと」と並べてみました。今回はここまでです。後は手摺等のエッチングパーツが手に入れば、一気に竣工まで作業を進めて行きたいと思います。


今回の更新で竣工となります。ここからの作業は汚しなどを含めて、変わり映えしない内容ですので、大分割愛しております。
手摺などは、当サイトではお馴染みのPT社(ゴールドメダルス)製エッチングパーツ「PE−28現用米海軍・日本自衛艦用」を使用。この製品、以前はPE−10だったのですが、内容が変わった様子は無く、製品番号が変わっただけのようです。
@中央構造物です。マック式煙突上部塗り分けの為のマスキングを開始。↑ Aフラットブラックを吹付け塗装。↑
Bマスキングを外し‥‥ Cマック式煙突上部をマスキング
呉海軍工廠グレーにて塗装後、レドーム類はフラットホワイト、ハープーンランチャーの蓋部分はレッドの水性塗装で塗装しました。
瞬間接着剤で艦体に取り付け。この後、エナメル塗料で汚しを入れた後、0.08mmのエナメル線を使用して張り線を実施。また、0.03mm真鍮線で艦首の旗竿やホイップアンテナなど、破損しやすい部位を取付けています。
展示台座にはこちらもお馴染み、ニチモ製1/700「大和」の台座部品をレジンで複製して使用しました。 スクリューはタカラの「亡国のイージス・仙石バージョン」より流用。
建造期間、約一ヶ月を経て、イージス装甲護衛艦 DBB-111「むさし(武蔵)」ここに竣工いたしました。お付合い有難うございました。次回、「あきづき級」防空武器庫艦の製作に入ります。