高速戦艦「金剛」



 このコーナーでは、高速戦艦「金剛」をコラボサイト企画用に製作して行きます。ベースモデルは勿論、昨年発売されたフジミ模型の戦艦「金剛」です。1/700モデルにもかかわらず、そのディティールは素晴らしいものがあります。購入時から作りたくてウズウズしてしまいました。しかしながら、ウォーターラインモデルですので今回も勿論、フルハル化して行きます。そして、ディティールを生かしつつ忠実より微妙に異なる架空艦として仕上げて行きたいと思います。
○設定○
 この「金剛」の存在する世界では、1929年10月24日の世界大恐慌を切っ掛けに、日本と欧州の一部、中東の石油産油国を除いた殆どの国家が赤化していた。そして1940年代から、それら反共を詠う国々が結束し、赤化世界に叛旗を翻して戦い続けていた。また、赤化世界の国々の中にも反共を掲げる地下組織が多数存在しており、この組織が地理的にも離れた反共国家間のパイプとして働き、相互支援を可能としていた。

○高速戦艦「金剛」性能諸元○
起工 1911年1月17日
進水 1912年5月18日
就役 1913年8月16日
基準排水量 31,720トン(第二次改装)
全長 219.4m(第二次改装)
全幅 31.0m(第一次改装)
主機 蒸気タービン4基、4軸 136,000馬力(第二次改装)
最大速 32.3ノット(第二次改装)
航続距離 9,800浬(18ノット時、第二次改装)
乗員 士官、兵員2,367名
兵装
35.6cm45口径連装砲4基
15.2cm50口径単装砲8門
12.7cm連装高角砲6基
25mm3連装18基
QF 2ポンド砲 Mk VIII 4基
12cm28連装噴進砲 4基
20mm3連装機銃 2基
同連装8基
同単装30挺
装甲 水線203mm、甲板70mm
弾火薬庫甲板70mm+102mm


 今回使用するキット及びパーツ類です。左下に見える艦底パーツはニチモ30cmシリーズの戦艦「金剛」のもので、以前「やまとはくにのまほろば」管理人のsa-toshiさんに頂いた物を使用します。フジミのキットの箱の下に見えるエッチングパーツはハセガワのディティールUPパーツA・Bとハセガワのフルハルスペシャル「金剛」付属のものです。しかしながら、ハセガワの「金剛」に合わせたものですから、使用できるものは少ないかも知れません。何せ、形は全く異なりますので‥‥。
 使用する艦底パーツ候補として、フルハルスペシャルの「金剛」艦底パーツとニチモの物を比べてみました。下のニチモはその名の通り30cmで、少々短いのですが、ハセガワのパーツはいささか太いような気もします。
下の画像二枚は、フジミ「金剛」の艦底板パーツをフルハル「金剛」の艦底パーツに合わせて見たところです。下の一枚目の画像では少し解り難いので、二枚目で底板よりはみ出た部分に着色処理してみました。これだけの部分を加工するのでは手間が掛かり過ぎます。
長さもピッタリとは行かないようです。フジミ「金剛」の方が3mmほど長いのが判ります。
 下画像は、ニチモの艦底パーツを合わせたところです。なんと艦首からのラインはほとんどピッタリです。
 艦尾の部分はこの通り、大分長さが異なりますが、キールの終わる部分の長さはハセガワと変わりませんので、ラインが一段上がったところから修正してやれば、いい様に思います。
 と言うわけでニチモ30cmパーツを使用することに決定。加工を始めます。まず、ハルの上側にはまるオリジナルの淵をPカッターで切り落とします。
 ニチモのオリジナルはモーターライズです。スクリューが出る部分はキールの後端に当たりますが、幅が有り過ぎますのでヤスリで削り落としてしまいます。
 完全に削ってしまった後、プラ鋸で縦に切込みを入れ、ウォーターライン底板パーツに切込みを広げながら瞬間で接着してしまいます。
 切り込み部分にプラ板で作ったガイドとなる板を取り付け、ここにパテを盛っていく作戦で行きます。
パテ盛りの量もさほどでないので、光硬化パテを使用して行きます。高価なパテですが、気泡も出来にくく、何より硬化が早いのと切削が楽なので作業性は抜群です。
 これは甲板パーツです。先にデッキタンで塗装しておき、マスキングしてから呉工廠グレーで塗装しようと思います。何しろ旧軍艦艇の甲板は入組んでいますので、組立て後の塗装は困難です。上物は塗装を先にして組上げていき、手摺等のエッチングパーツは一番最後に組み付ける事にしました。
 工程を端折ってしまいましたが、スクリューシャフトや支柱類は連斬「いそかぜ」の物を加工して使用しています。舵はハセガワ「金剛」から頂きました。
 塗装を澄ませて、フルハル化完了です。因みに上甲板は仮乗せ状態です。後に見えるのはやはりコラボ用の巡洋護衛艦「愛宕」。この艦についての製作記は面白くも無い(ハルの上下の艦が異なるだけですので)ので完成画像だけ載せる予定でおります^_^;。
 後は、ほぼ素組みに近い形で作業して行きますが、艦橋の窓枠や第一煙突前部の機銃座ヤグラはエッチングP化して行きます。下に艦橋の画像を載せておきます。如何です?良いキットでしょう?
今回の更新はここまでとします。次回には竣工まで漕ぎ着けたいですね。

 今回で竣工となりますが、デジカメの不調から大した内容では有りません^_^;
 画像は殆ど艤装と塗装を終わらせた後、張り線の工程に入っているところです。
 張り線をする際、元の接着部にはこのように手摺のエッチングパーツを流用したりしています。
 『愛宕』と共に張り線作業をしましたので、取りあえず2ショットです。この後、張ったエナメル線を塗装し、汚しを入れて竣工です。
 今回は内容を随分と端折ってしまいましたが^_^;これにて高速戦艦『金剛』竣工です。
 フジミさんの次回作に期待大です。